父親が無くなり、祖父の遺産で実家周辺の山林とか他にも多数の不動産があるとは聞いていたが、相続人たちは、正確にその所在などがわからない。

よくあるケースです。



では、どのようにその相続財産である不動産を調べていくか?


①  まず、不動産の概ねの所在がわかっている場合には当該不動産の権利関係を確認するために不動産登記簿を閲覧します。

判明している所在地の周辺の登記簿を閲覧して、登記簿で所有名義を確認し、所在地を特定します。

ただし、登記簿上の土地・建物の地番・家屋番号などは、住居表示と異なりますので、注意が必要です。

 

② 次に、登記事項証明書を取得します。

管轄法務局に請求すれば、誰でも交付をうけることができます。


③ 名寄帳で被相続人の所有する不動産の所在を調べることもできます。

名寄帳(土地名寄帳・家屋名寄帳)は、市区町村が、固定資産課税台帳に基づいて作成しています。

ですから、納税義務者が所有する固定資産の一覧が記載されているので、被相続人の名寄帳を見れば、被相続人が所有していた不動産の所在を調べることができます。

 

また、仮に父が亡くなった場合にも、不動産の名義が祖父のままになっている可能性もありますので、念のため、祖父の遺産の範囲と相続がどう行われたかも確認する必要があるかもしれません。

 

④ 相続税の額を算定するために不動産の評価を調べます。

そのために固定資産評価証明書を取り寄せます。

市街地にある宅地の評価は、路線価方式とられています。路線価方式が適用されない郊外や、農村部の宅地、山林、原野などは倍率方式が採用されています。

建物は、固定資産評価額がそのまま評価額になります。