多額の借金を残して亡くなった祖父の相続を放棄する予定だった父が急逝してしまった。

父の遺産は相続したいが、祖父の借金は相続したくない。

さあ、どうなるでしょう?

 


(画像と文面は関係ありません・・)

 

被相続人A(祖父)の相続について、Aの相続人B(父)が相続の承認も放棄もしないまま熟慮期間内に死亡し、相続人CがBの相続人となった場合を「再転相続」といいます。

 

A→B→Cと再転相続が生じた場合、Cは被相続人Aの相続について承認または放棄する地位をBから承継するので、被相続人Aの相続と被相続人Bの相続の2つの相続について、承認・放棄の選択権を持つことになります。

 

この場合、Cは以下の選択ができます。

① A、Bの相続のいずれも承認する

② A,Bの相続のいずれも放棄する

③ Aの相続は放棄し、Bの相続は承認する

 

ただし、Bの相続を放棄して、Aの相続を承認することができません。

理由は、Bの相続を放棄することによって、Bの有していた選択権も承継しなかったことになるからです。

 

 

ですから、問題のケースでは、祖父の借金だらけの相続を放棄して、父の遺産を相続することができます。

よかったですね。