たとえば

Aさんは一子をもうけた妻に先立たれ、その後再婚した。

自分も高齢になり、自分の死後は妻に全財産を遺そうと思うが、妻との間には子がないので、

後妻の死後は先妻の子にその財産を引き継いでほしいと思っている。

遺言ではできないらしい、何か良い方法はないでしょうか?

 

あるんですね!

 

1.遺言で後継ぎ遺贈型の受益者連続信託を設定して、将来における財産の承継者を決めます。(遺言信託)

2.遺言代用信託で後継ぎ遺贈型の受益者連続信託を設定し、将来における財産の承継者を決めます。(遺言代行信託)

 

この受益者連続信託・・・とは?なんでしょうか?

 

受益者の死亡により、その受益者にある受益権が消滅し、他の者が新たな受益権を取得する旨のある信託のことです。

 

 

 

 

 

 

例えば、Aの死亡後はBを受益者とし、Bの死亡後はCを受益者とする信託です。

 

民法上、後継ぎ遺贈は無効だと考えられています。

どういうことかと言うと、

「全財産を妻に相続させる。その後、妻が亡くなった場合は、先妻との子が当該財産を受け継ぐ」という内容の遺言は、相続秩序を遺言者の意思で変更することは許されないという理由でできません。

 

しかし、信託法では、後継ぎ遺贈ができるんです。

受益者連続信託を行う方法は、遺言信託または遺言代行信託でできます。